防水処理を予め施してあるテント等に防水液を塗る際の注意

【テント防水液を使用頂いたご購入者からの連絡】

過去事例ですが、参考になればと思います。


《問合せ》
『早速防水液を使ってみました。
が、全く防水効果がありませんでした。

生地はポリエステルのキャンパス生地で、
バイクのガレージ用に使っています。新品です。

大きさはバイクがやっと入るぐらいで、
防水液2缶(2リットル)全て使って、2日間乾燥させました。
生地はWAX(防水液)の跡で白くなりました。塗り過ぎぐれい塗ってます。

ですが、
先日の雨で生地がグショグショで完全に浸透してました。
縫い目ではありません。
特に天井部分はだめです。やり方が悪いのでしょうか?』


《お答えします》
『テント防水液について、

新品でバイク用のガレージ代わりに使われている
素材(ポリエステルのキャンパス生地)には、
予め防水加工が施されている場合があり、
その加工してある成分が、防水液の成分と相性が悪いと、
その加工および防水液の成分の両方の防水効果を消滅(破壊)させてしてしまう場合があります。

生地に残ったWAX(防水液)の白い跡は、
塗り過ぎた時に残る場合があります。

また、
本件では最初の防水加工がしっかりと布(生地)にあり、
吸収しきれない分が表面に残ったとも考えられますが、
いずれの場合でもドライクリーニング等を行えば落とすことが可能です。

対処法と致しましては、
新品の製品で初めから防水加工が施されている製品には、
その防水効果がなくなるまで防水液の使用を控えていただくか、
もしくはドライクリーニング等に出して、
あらかじめ防水加工を取り除いた後に防水液を塗り使用する等が挙げられます。

実際のガレージを拝見していないので、
詳細は分かりませんが、上記のようなことが考えられます。』

テント&タープ用 防水液剤