■ティックリムーバー ティックアウトは、プラスチック製のダニ取り器です。
先端のツマミで地肌に付着したダニを除去します。
通常の毛抜きやピンセットはマダニを除去するのに相応しくありません。
病原体を媒介するマダニは通常のピンセットや毛抜きでダニを除去しようとすると
反って皮膚を痛めてしまい感染リスクを高めてしまいます。
なぜなら、
通常のピンセットや毛抜き等ではダニの体の大部分は除去できても
口の部分や頭の部分が皮膚に残る可能性があります。
また、
マダニの体がバラバラになるとダニの体内にある無数の細菌が傷口から侵入する恐れがあります。
通常、ダニの頭(口の部分)は皮膚にかなりしっかりと吸着してしまいますので、
体は比較的簡単に除去できても口の部分を残してしまうことがあります。
これによりライム病などの感染を引き起こすリスクが高まり危険です。
そこで必要となるのは専用のマダニ除去器です。
マダニ除去器具で確実にマダニを皮膚から取り除くことが
ライム病などの感染リスクを軽減することにつながります。
【ライム病とは?!】
野山に生息する大型ダニのマダニが媒介する「ライム病」。
たかが虫さされと侮るなかれ。治療を怠ると慢性関節炎などの症状が残ります。
ハイキングに森林浴と絶好のアウトドアの季節は、マダニにとっでも活動期で、
自然と親しむ人はご注意下さい!
以下は一例です。
登山が趣味のAさん(56)は、夏に北アルプスの明神岳(標高2931メートル)から下山後、
左わき下がはれて赤く変色し、体長数ミリのダニが吸着しているのに気づいた。
とりあえずトゲ抜きで取り除さ、そのままにしておいたところ、
左腕がしびれ、頭痛、肩や首の痛み、全身のけん怠感などの症状が出てきた。
2ヶ月経っても治らないため、○岡県内の地元の病院皮膚科を受診、
「ライム病に感染した疑いがある」と言われた。
抗生剤を服用、ある程度症状は良くなったが、けん怠感がその後も続いたという。
【アウトドア活動に際しての注意】
1.皮膚の露出を避け、長そでシャツ、長ズボンを着用。ズポンすそを靴下に入れる。
2.マダニの付着が目立ちやすい白など明るい色の服やズボンが良い。
3.丈のある雑草は注意。髪にマダニがつくと分かりにくい。子供は特に要注意です。
・サイズ約:L8×W2×H18cm
・重量:約18g
・素材:プラスチック